同窓会員の皆様には、上田千曲高等学校創立100周年記念事業にご協力いただき、お蔭様で事業はほぼ目的通りに遂行できましたことに感謝申し上げます。ここに、事業実施内容について簡単に報告させていただきます。

記念事業の実施

当記念事業は、平成24年に100周年記念事業実行員会を設立し、平成25年の総会にて事業の趣意書の承認とロゴマークを決定、平成26年から募金活動を開始致しました。事業に関わる予算は、当初、6500万円を募金で賄う予定でしたが、最終的には、募金(6019万円)と雑収入(965万円)合わせて、6984万円となりました。この雑収入の大半は、太陽光パネルによる売電によるものであります。

今回の記念事業は、1.教育・実習室の環境整備(扇風機・エアコンの設置)、2.太陽光発電システム設置、3.桐葉館卓球場の床張替、4.教育活動基金・クラブ活動活性化助成、5.記念式典・美術展・講演会・記念誌・その他の事業関連経費、の5項目を掲げ、実施してまいりました。扇風機は63教室280台、エアコンは会議室・音楽室に設置し、太陽光パネルは50kW相当(売電額約250万円/年)のものを校舎屋根に設置し、また、卓球場の床張替に加え、進路指導室の床張替も行い、クラブ助成では、硬式野球招待試合(平成29年5月5,6日)、ソフトテニス招待試合(5月28日)、吹奏楽記念講演(9月17日)を行いました(招待試合等の詳細は会報31号に記載)。また、総合作品展は、記念式典の期日に合わせ、平成29年10月12日~15日、サントミューゼにて開催しました。

記念式典・祝賀会

記念式典、ミニコンサート、記念講演は、平成29年10月14日(土)、上田市サントミューゼにて行われました。参加者は、1500名近く収容できる会場を埋め尽くしました。式典の開式に先立ち、千曲高校の歴史と現在の様子についてのビデオが上映され(15分)、式典は、平成28年度食物栄養科卒業の倉島琴美さん司会のもと、横塚和子副会長の開式の辞で始まり(写真上左から)、若林邦彦同窓会長と松沢武人学校長の式辞、大口義明副会長による経過報告、原山隆一教育長、母袋創一上田市長による祝辞、大口寄附者及び記念事業に携わった会社への感謝状贈呈、清水佑太朗生徒会長挨拶、宮下幸良副会長の閉式の辞で終了しました。上田市長からは、総合作品展で展示された作品に対して、賞賛の言葉を頂きました。

式典終了後、新宿ミュージックアカデミー代表の宮下要氏(昭25年機卒)(写真下右から2番目)と上田千曲高等学校吹奏楽班による記念ミニコンサートが開催された。

記念講演は、深町共榮同窓会長代行による司会のもと、作新学院大学前学長・同学院顧問の太田周氏(昭32年機卒)(写真下右端)により、「21世紀に生きる君たちへ」-勇気をもって夢に挑戦しよう、やればできる、一歩前へ-の演題で講演をしていただきました。

祝賀会は、会場をザ・グランドティアラ上田(高砂殿)にて、約300名の参加者を得て、盛大に開催いたしました。祝賀会の席において、ご来賓の方からは、このような見事な式典は初めてであるとの感想をいただきました。

記念式典の様子は、上田ケーブルビジョンにて翌日放映されました。このビデオは、著作権のことから、コピーして配布することはできませんが、同窓会館にて観る事できます。また、記念式典で上映されたビデオに式典の様子を加えた上田千曲高等学校紹介ビデオは、11月25日に長野放送(NBS)にて放映されました(30分)。このビデオは、寄附者全員の皆様に配布されます。

このほか記念事業として、ゴルフコンペを9月17日に約100名の参加者集め、浅間高原カントリーにて開催し、11月に宮下幸良同窓会副会長がカンボジア井戸掘りを行いました。

以上です。