2024年関東同窓会機械科部会全体会・懇親会の報告
部会長 高橋忠正
事務局長 中山茂人
3月29日に機械科部会の2024年度全体会・懇親会を開催しました。
当日は機械科の同窓生に、電気科・建築科・家庭科を卒業された方を含め、総勢26名の参加となりました。今回の同窓会の企画の概略を記します。
全体会・懇親会に先立ち新宿御苑の桜を観る散策を計画しましたが、風雨が強くやむを得ず中止としました。
全体会では活動報告、予算の報告等を決議した後、懇親会となりました。懇親会では会食を交えながら楽しく歓談をし、久しぶりに参加した方には自己紹介をして頂きました。カラオケでは、それぞれ芸達者の方の芸の披露もあり、笑いあり、涙ありの楽しい交流会となりました。
今回の特別イベントは、36年に機械科を卒業された鈴木郁夫さんの講演「オートマタ(ヨーロッパからくり人形)の再現」でした。勤務先を退職された後、工房を開き、本格的にからくり人形の制作にとりかかったという内容でした。江戸時代から続く、究極の職人技も含む技術の粋を集めた「からくり」の完成形は、感動そのものでした。
この会を計画するにあたり、一番の問題点はいかに多くの方を呼び込めるかでした。会員が年々高齢化し、会場までの移動が難しく、体調が優れず、やむを得ず欠席となる方がおられるという事で、一定以上の参加者を確保をするのが難しい状況にありました。
その為に対策したのが、封書による案内の他に、個別電話勧誘作戦です。これが功を奏し初めて参加された会員や、同級生からの誘いの電話があったので参加した会員もいました。「いや~楽しかった。次回も来るわ!」との感想を話された方もおられました。
こんな中で、ホッと気分が晴れたのは、先輩のお宅に電話した時の事です。電話に出られた先輩の奥さんが、明るく、元気に対応してくださった事です。こちらまでも明るくなりました。同窓会がこの様に先輩との繋がりをさらに強固にする「場」になれば素晴らしいと思いました。高校時代には殆んど話した事のなかった、後輩、同級生、先輩と気楽に語り合い、楽しいひと時を過ごせる事、これが同窓会の原点ではないでしょうか。次回からは、さらに多くの同窓生の皆さんが参加されることを期待したいと思います。