春の風物詩「三浦海岸桜まつり」
2023年2月28日 茂木正二郎(昭和39年機卒)
三浦半島でいち早く春を告げる風物詩「三浦海岸桜まつり」が行われているとの友人からの情報があり、過日細君共々行って参りました。晴天に恵まれたものの二月最低気温とのことで、吹く風と共に凍えるほどの寒さでした。
「三浦海岸桜まつり」は2月5日(日)から3月5日(日)まで催される予定とのことですが、開花状況で期間延長の場合があるようです。この祭りは、「三浦海岸まちなみ事業協議会」の主催で、今年で19回目となるとのことです。
会場となる三浦海岸駅前から小松ヶ池公園までの京急沿線の歩道約1kmには、早咲きで知られる一千本ほどの河津桜と菜の花が、如月の風に負けずに健気に咲いています。
この河津桜は「まちなみ事業協議会」メンバーが1997年、静岡県河津町に赴き当時は門外不出だった河津桜を「町おこしのためなら」と、現地の事業者から苗木を分けてもらい植樹したことから始まったようです。ここは県内でも有数の花の名所として、コロナ禍前は毎年30万人を超える方が集まる桜の名所となっています。
かつては車で行っていましたが、駐車場もかなり制限もあり、時間の制約もあるため思い切って電車で向かいました。三浦海岸駅前の河津桜は未だ二分咲で大半が蕾の状態でした。お店もかなりの数が出ていましたが、帰りに寄ることにして、桜並木に向かいました。
こちら京急沿線の河津桜は三分咲の状態で、薄紅色の桜と、鮮やかな黄色の菜の花のコラボレーションはそれなりに見応えがありました。開花した河津桜と、菜の花を愛でつつデジイチスケッチを行いました。人出はウイークデーでもあり、比較的空いていたものの、観光会社のツアー客らしい一団が列をなして、それなりに歩道は混雑していました。
朱い京急電車と薄紅色の河津桜が同時に撮れる、撮影ベストスポットの河津桜は蕾のままでしたので敬遠し、もっぱら並木の桜を撮影し、小松が池という桜の名所に向かいました。ここの桜も並木と同様に未だ二分咲き状態で、早々に撮影を諦め三浦大根の畑に向かい、早春の三浦路の景観を二人で堪能しました。
帰りに軽めの昼食を済ませ、出店で三浦大根、あんぽ柿、花豆、山葵菜等々を買い求め帰路につきました。車でなく電車で運んだため、三浦大根の重さを改めて実感しました。