Interview

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昭和59年
商業科卒業

上田市議会議員:齊藤 加代美

現在のご職業や、お仕事の内容をおしえてください。
上田市議会議員の1期目で、3年目を迎えました。「上田に住んでいて良かった」と、みんなが誇りに思えるような地域づくりを目指し、皆さんの活動現場に入らせていただき活動しています。コロナ禍の中で、外にも出れない、交流も持てない。でも、ふと足元を見たときに、豊かな自然があったり、素晴らしいものがたくさんあったりします。そういうものにも気づいてもらえる、上田という地域として、気づいていく場面も応援していきたいと思っています。学生さんのギラギラした想いとか、私たちが想像もできない発想や、勢いだったり好奇心って、とても大切です。それが上田の財産であり、上田の新しいチカラになって欲しい、この地域に活かしていって欲しいなぁ、と思います。それを後押しするのが私たちの仕事だと思っています。
ご縁があって、私は選挙に出させていただくきっかけをいただいたのですが、娘が私にくれた応援は『ママの仕事は、私たちが仕事できる環境を創ることからね。ヨロシクね!』だったんですよ。ホントその通りです。
千曲高校・商業科に進学された一番の理由は何でしょう?
私は3人姉妹で末っ子なんですよ。姉とは10歳離れていたんですが、その姉が千曲高校の商業科だったんです。堅く商業科に進学して、堅い職業に就いて欲しいという両親の思いだったようです。そんな姉がきっかけで私も商業科に進学したんですね。うちも経済的に豊かではなかったですし、四大なんか考えられなかったですけど、私たちの時代は、千曲高校は堅い、就職に直結する学校でしたからね。
在学中はどんな班活に在籍されていましたか?
中学からテニスをしていて、高校でもテニス班でした。真っ黒になって、楽しかったですよ。中学の時は男子テニスってなかったんですが、高校には男子テニスがあって、男子と一緒に練習するので、大変ハードで随分鍛えられました。
中学・高校は軟式テニスをだったんですが、社会人になって硬式テニスにあこがれて、少しチャレンジしてみたことがあったんです。軟式と硬式って、グリップの握り方が違ったり、素振りの仕方が違ったり、全然違うんですよ。両方できなくなっちゃいました。
在学中の思い出として、忘れられないことはありますか?
授業でいえば、商業デパートでの店体験や、商業デザインです。商業デパートって、実際に店の経営をするんですね。バランスシートの検査とか今でも役立ってますよね。商業デザインでは、カラーの勉強とか、ポスターを作ったりだとか、魅せる媒体を紙とペン・画材で作ったり、かなり広い意味での商業だった気がします。今ではパソコンが魔法の機械であって、自分のアイデアとパソコンの技術があれば1人で何でもできちゃうと思うんですけどね。パソコンがない時代の、すべて一個一個手作業だった部分は財産ですよね。
あと一番印象に残ってるのは上田橋ですね。上田駅から自転車で通学してたんですが、上田橋の風が強くって、スカートの中に風が入って・・・。私たちの頃は制服だったから、あれは一番忘れられないことかも・・・w
千曲高校で学んだことで、今のご職業で活かされていると思うことはございますか?
私は最高のキャリア教育を3年間受けたと思います。英文タイプ・和文タイプから情報処理コボルとか、商業デパートや商業デザインもそうですよね。自分で作り出すっていうことを千曲高校では学んだと思います。もしかしたら、パソコンがなかったからこそ学べた科目もあったのかもしれませんね。パソコンがないから、自分のアイデアと紙とペンで、どうやったらコレができるんだろうって。今となれば、とても貴重な体験で、とても贅沢な3年間だったと改めて思います。
これからの社会で求められるのはどのような人材ですか?
感受性豊かに、自分のアイデアを120%信じて、チャレンジできる。その成果として、失敗するかもしれないけど、それを恐れずトライできる人だと思います。「どうせ○○だから」とか「こんなことやったって」って思うかもしれないけど、自分が信じたことなんだから、やってみようよ。やったらできるし、もしかしたらもっとすごい所まで行けるかもしれないし。自分が持ってるアイデアと、今自分が持っているものを信じてトライしていってもらいたいですね。
ご自身が影響を受けた人・尊敬される方はおられますか?
その場、その場でめぐり合った人たちです。
30年間、地域に根差した仕事をさせていただいてきたんですが、私はとても周囲に恵まれてきたと思っています。その時、その時にめぐり合う人たちに恵まれて、次の階段、また次の階段へという感じに背中を押してもらえたと思っています。
今の議員もそうなんですが、皆さんに背中を押していただいて、悩んで悩んで出馬させていただきました。今まで自分がやってきたことの集大成として、議員としての立場でできることが、きっと自分の役目なんだろうと。この環境を与えてくださる皆さん、周りの方に本当に恵まれてるんだと感じます。
大切にされているポリシー・座右の銘はございますか?
「笑う門には福来る」
ない物ねだりをするのではなく、まずは自分の足元である家族の笑顔を大事にすることが、自分の一番の礎であると思います。
家族の笑顔が地域を元気にし、地域の笑顔が社会を元気にしていくわけですが、まずは自分の家族が笑顔であること、自分の心がが幸せであることがが重要です。みんなが笑顔でいられる環境づくり、議員として地域活動をしている中で感じたことです。
今後達成したい目標や夢はございますか?
自分のチャレンジ精神を信じて、あきらめずにやっていくことですね。今与えられている立場や使命があって、どのように応えていかれるか。自分が今こうやって幸せでいられるのは、周りの笑顔があるからなんです。自分はどちらかというとサポート役です。みんなが笑顔になれる環境を創ることが、地域を元気にしていくことになると思います。それが私の使命であり、夢ですね。
在校生にお声がけいただくとしたら、どのような言葉をかけますか?
「楽しむだけではなく、面白がろう」

「謙虚な姿勢と感謝の気持ちを忘れずに!」

「感謝の気持ちを言葉で伝えよう」

「冒険したっていいじゃん!欲張っていいじゃん!」

「足元をみてごらん、宝物いっぱいあるはず・・君次第で見つけられるよ」

令和2年9月18日公開

上田市議会議員 さいとう加代美

HP https://kayomi.wda.jp/