平成26年
電子機械科卒業
長野オートメーション株式会社 製造技術部:小見山 直樹
- 現在のご職業や、お仕事の内容をおしえてください。
- 長野オートメーション株式会社の製造技術部で電気配線を担当しております。千曲高校を卒業してからなので、現在で7年目になります。
弊社の装置は一品物が多いです。試験機、量産に向けた先行装置など、オーダーメイドの装置を制作しています。まっさらな状態から作るものなので、配線の経路や、どこにデバイスを置くかなどを考えるので、そこはやりがいがありますが、壁にぶち当たることも多いです。まさにさっきぶち当たってきたところです(笑)。 - 千曲高校・電子機械科に進学された一番の理由は何でしょうか?
- そうですね。千曲高校には、電気科と機械科がありますが、その両方を学べるんじゃないかと思って進学しました。片道6~7km、3・40分を自転車で通っていましたね(笑)。アニメとかのロボットがきっかけで工学系に興味を持ち、機械関係の仕事に就きたいなと思って学び始めました。
- 在学中はどんな班活に在籍されていましたか?
- 班活は弓道班に在籍していました。弓道は千曲高校に入ってから始めましたが、厳しい練習を通して礼儀とか礼節も学ばせてもらいました。
- 在学中の思い出として、忘れられないことはありますか?
- 文化祭です。たしか3年生の時だったかな…?ステージ発表としてダンスをクラス全員でやりました。いくらやっても全然合わなくて、土曜日とか休みの日にみんなで集まって練習したりしてました(笑)。
- 千曲高校で学んだことで、今のご職業に活かされてると思うことはございますか?
- 余裕を持って物事に取り組む事です。専門科はレポートが多く、提出期限の前日に徹夜で書いたりしていましたが、「このままじゃいけないな」と思って、余裕を持って取り組むっていうことを学びましたね(笑)。
3年生の時はひたすらドラフターで図面を描いていた記憶があります。卒業課題でいろんな図面を見て写し、その他には小型のバックホー、溶接はガスとアーク、フォークリフトの資格も取りました。実際に今役立っているのは、抵抗の読み方です。この仕事では抵抗を使うことが多いので、そのまま活きています。在学中は「あまり役に立たないんじゃないか?」と思うこともありましたが、意外なところで役立つことが多く、本当にありがたいなと思います。 - これからの社会で求められるのはどんな人材ですか?
- 新しいことに挑戦していくのはすごく大切だと思います。今まで学んだことを活かすというのは当然ですが、「今のままで」と現状維持で行ってしまうと、相対的に周りの人が学んでいけば、どうしても自分の価値は下がってしまう。新しい物事に取り組んで、挑戦して、積極的に吸収していくっていうのは大切だなと思います。
- ご自身が影響を受けた人・尊敬される方はおられますか?
- 両親です。自分を育ててくれて、学校にも入れてくれて、サポートもしてくれてとてもありがたいと思っています。
あと尊敬している先輩は、同じ部署の金子さん、嶋田さんです。彼らはとても仕事ができるんで、スゴく尊敬しています。社員だけでなく、外注さんの人員配置などを行って、現場を回している方なんですが、自分も将来はそうなっていきたいと思います。 - 今後達成したい目標や夢はございますか?
- 先輩たちのように仕事を回せるようになりたいです。まだ人を多く使って仕事を回すのは苦手なので、そこは先輩の姿を見て学んで、段々それができるに人間になっていきたいと思います。例えば今でも先輩が出張で不在の時は、代わりに仕事を任されるのですが、それがうまくできなければ仕事が止まってしまいます。苦手な部分ではありますが、伸ばしていかなければならないところです。
- 在校生にお声がけいただくとしたら、どのような言葉をかけますか?
- 今のうちに千曲高校でできる勉強はしておいた方が良いと思います。資格は、やる気があればいくらでも取れますよね。学校の紹介で取らせてもらえるものもあるので、今のうちに勉強をするクセを付けておいた方が良いと思います。社会に出ると勉強すること、学ぶことっていっぱいあるんです。そういう環境の変化に対応するって大変だと思うので、「学んでいく姿勢」っていうのは学生の時から考えてもいいんじゃないかなと思います。
- 令和2年10月