平成7年
建築科卒業

株式会社 創風　積算・工事部 管理部長：村上 直樹

現在のご職業や、お仕事の内容をおしえてください。

株式会社 創風で積算・工事管理部長をしてます。内容としては、工事の積算と、社員・作業員の現場への割り振りが主な仕事。工程によって現場に何名の職人を入れるとか、こちらの現場が終わるから次の現場に職人を何名入れるかなど、工事が始まる前、もしくは工事中の人員配置を考えて段取りするといった職業ですね。
時には私も現場に行って作業することもありますよ。チカラには自信がありますんで。

千曲高校・建築科に進学された一番の理由は何でしょうか？

高校進学を考えるときに、大学に進学するつもりはなかったんですよ。卒業してすぐに働きたかったわけですが、「とりあえず建築科」って思ったんですよ。そう考えたのは祖父や兄の影響かもしれないです。祖父は片手間に大工仕事してたみたいですし、兄も千曲高校建築科でしたからね。だから自分も建築に興味がありましたし、逆を言うと他に選択肢はなかったですね。

在学中はどんな班活に在籍されていましたか？

えーっと、1年の時にサッカー班に入りましたね。友達に誘われて入ったんですが、肉離れをしてしまいまして、夏休み前に辞めましたねｗそのあとは帰宅部でしたｗ

在学中の思い出として、忘れられないことはありますか？

そうですね。やっぱり建築科なんで、製図を仕上げるのは大変でしたよねｗ建築科って卒業設計ってあるじゃないですか？あれが終わらないと卒業できないんで、さんざん居残りしてましたよね。土曜日は半日だったんで、午後はずっとドラフターで製図描いてましたｗ家に持ち帰ってもよかったんですが、家じゃ絶対やらないですもんね。どうしたら早く終わるか、それしか考えていませんでしたｗ
あとは担任の岩崎先生に「教室の壁を塗れ！」って言われて、数人で教室の壁を白く塗ったことでしょうかｗ　みんなでペンキで真っ白になりながらひたすら壁を塗りましたよｗ

千曲高校で学んだことで、今のご職業で活かされてると思うことはございますか？

建築科卒業して、建設系の会社で働いてますからね…。あるとは思うんですけどね…ｗ
基本的に、もっと在学中にちゃんと勉強しておけばよかったって多々思いますよね。あの時もっとしっかりやっていれば、今の仕事にもっと活かせたよなーってｗ　学べるときに学んでおくべきでしたね。

これからの社会で求められるのはどのような人材ですか？

これからってわけじゃないんですけど、やはり礼儀とか礼節とかって、絶対必要だなと思います。建設業界だけではないと思うんですが、やっぱり縦社会だし、それで機能してることって多いと思うんですよ。例えば、パソコンとかスマホが苦手な年配の人がいて、対してそれらを柔軟に吸収できる若者がいる。それだけ見れば確かに若者の方が上なのかもしれませんが、それだけを切り取って礼のない態度をとったりすることはいいことではないですよね。やはり長く生きている分、先輩たちはいろんな経験をされてきたり、技術を得られてきてます。建設業界では、その経験値とか技術が問われる場面もたくさんあって、そんな人をただ切り取った一点でバカにするようなことがあってはいけないと感じます。縦社会が悪く言われることもありますが、それがなければ現場は回らないことも確かです。そういった「礼儀・あいさつ・言葉使い」なんかも勉強してもらえたらな、と思います。

ご自身が影響を受けた人・尊敬される方はおられますか？

やっぱり、両親は尊敬しますよね。育ててもらったわけですし。まぁ、でも今まで関わってきた人は尊敬できる人も多かったですし、影響も受けてますよね。今の会社もそうですし、以前に勤めていた会社でもそういう方はおられたと思います。年齢とか役職に関係なく、人それぞれいい部分・尊敬できる部分がありましたし、それを間近で感じられたことは大きかったと思いますね。

大切にされているポリシー・座右の銘はありますか？

やっぱり人に対する「礼儀・あいさつ・言葉使い」ですよね。一緒に仕事をする社員はもちろん、外部から応援していただける外注さんや下請けさんも、ひとつの現場にみんなが注力するわけですからね。絶対に忘れちゃいけないことだと思いますし、これからも大切にしていきたいと思います。

今後達成したい目標や夢はございますか？

単純に今自分が担っている仕事に対して、自分がもっとレベルアップしなきゃと思ってます。この会社に入って12年ほど経ちますが、まだ前任者には劣っている部分も多いと思います。前任者と同じやり方ができるとは思いませんが、自分なりのやり方でもっと成長していきます！

在校生にお声がけいただくとしたら、どのような言葉をかけますか？

とりあえず千曲高校で学べることはしっかり勉強しておけって思います。今勉強していることが活かされるのは社会に出てからです。今は重要ではなく、興味もないかもしれませんが、社会に出てふと気が付くことが私自身よくあります。どんな道に進むにせよ、今勉強できることが社会に出て同じように学べるわけではないと思いますから、頑張って欲しいですね。

掲載公開日：令和2年9月10日