Interview

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平成16年
建築科卒業

小林木材株式会社:代表取締役社長 小林 寿徳

現在のご職業や、お仕事の内容をおしえてください。
現在は家業の小林木材株式会社:代表取締役社長をしております。
仕事の内容は、住宅用部材の製造業になります。主に信州産の唐松を加工し、部材として多くの住宅にご使用いただいております。
千曲高校・建築科に進学された一番の理由は何でしょうか?
千曲高校に進学した理由としては、姉が建築科に通っていたことと、知り合いの先生もおられたからですね。
商業科と建築科で悩みましたが、建築科には姉が行ってるし、家業が建設系であり、その血を受け継いでいるならそれに関係した建築科かな、という気持ちで選びました。
当時、家業を継ぐことは視野には入っていましたが、そこまで考えていませんでしたね。でも、高校卒業後は新潟工科大学建築学科に進学し、より建設業を勉強しようと思えたので、千曲高校への進学はとても良い選択だったっと思います。
在学中はどんな班活に在籍されていましたか?
班活はバレー班だったのですが、最初は友達と2人でバスケ班に入ったんですよね。3ヶ月ぐらい。入ったはいいんですけど…。まぁツラかったです、バスケ班(笑)。で、隣でバレー班がやってるんです。楽しそうじゃないですか。どうやらチラチラ見てたらしいんですよ、自分じゃ意識してないけど(笑)。
そしたらバスケ班・バレー班の顧問の先生たちに呼び出されたんですよ。
バレー班の先生から「バレーやる?」って言われて…。「あぁ…。」ってちょっと悩んだけど、「じゃあ、バレーやります。」ってなったんです。
バレー班はバスケ班に比べてそんなに厳しいと思ってなかったんですが…。見事にやられました(笑)。
バスケ班が入学してから3ヶ月でしたから、バレー班には夏合宿の時にはいましたね。体力には自信あったのに、毎日めまいしながら「こんなにキツいの!?」って思っていたんですが、先輩たちが抜けて、私たちの代になったらよりキツくなりましたね(笑)。
在学中の思い出として、忘れられないことはありますか?
建築科の先生たちって特徴的な…ちょっと恐い方々っていうイメージでしたね。すごく恐いイメージだったんです。でも建築科の生徒もチャランポランな人が多かったから、両者がいい関係になっていたって印象でした。あれは面白かったと思います。生徒と先生がお互いぶつけ合うというような。そんな関係はなかなかないと思います。
サングラスかけて棒持ってる先生もいましたね。持ってる棒で叩こうとするんだけど、それを生徒がよける。よけると先生が「よけるな!」っていうけど、よけない代わりに腕でガードする。コントみたいでしたよね(笑)

あとは、やっぱり班活ですね。学校へはほぼバレーだけのため行ってたんじゃないかって思うぐらいで。でも、今でもその当時の仲間と一緒に仕事することもあり、一緒にバレーすることもあり、面白いですよね。
千曲高校で学んだことで、今のご職業で活かされてると思うことはございますか?
結局、社会人になって仕事としてやっていることは、千曲高校で勉強したことかどうかは覚えていないですね。まともに授業を受けていなかったせいもあるんでしょうけど、建築科に入って学んだことが、仕事を始めたらまたイチから学びなおして、思い出しながら覚えているような覚えていないような…。
違った意味で言えば、建築科の先生たちとやり合ったり、班活で仲間たちとやり合ったりっていうところで、いろんな人と触れ合ったようなことが一番活きてると思いますね。
これからの社会で求められるのはどのような人材ですか?
これからと今までがそんなに変わるかと言われれば、そんなに変わらないと思ってるんです。
やっぱり面と向かって話ができる人が一番残ってく、求められるんじゃないかなとは思っています。何かあっても逃げないというか、失敗したら素直に謝れるとか、そういうことが大切じゃないですかね。
ご自身が影響を受けた人・尊敬される方はおられますか?
あまり他人の影響を受けて生きてきたということはないんですね。
昔からどんなにすごい人でも、その人の言うことを100%聞き入れるということをしてなかったと思います。
例えば高校のバレー班の顧問の先生は『すごいな』って思うんですけど、言っていることの100%が合っているとは思わないで聞いてたんですよね。それは今でもそうです。すごく成功されている会社の社長さんでも、その方の言っていることを自分で取捨選択して吸収することが大切だと思っています。
尊敬する人って身近にいたら、逆に依存しそうで怖いとも思うんです。
自分でやったことは自分の責任です。
いろんな人の話は平等に聞きますが、それは自分の中で吟味するようにしています。

なので、皆さん平等です。
大切にされているポリシー・座右の銘はありますか?
『なんでもやってみよう』かな。
とりあえずやってみてダメなものはダメ、良いことは良い。その中に残していかれることがあれば良いと思って生きています。
今後達成したい目標や夢はございますか?
今、会社で新しいことを始めなきゃいけないなっていう気に駆られてるんです。
それを始めるには人も集めなきゃいけなかったり、この御時世なのでなかなか険しいのかもしれませんが、会社を継続するのが一番の目標ですので、そのために新しいことは始めて行かなければいけないなと思っています。
在校生にお声がけいただくとしたら、どのような言葉をかけますか?
そうですね…。「今楽しいですか?」ってことを聞いてみたいですね。
自分の興味があることをやっていて、興味がないこともやっていて、楽しめているのかな?と。
興味があることは楽しいだろうけど、もっと楽しくできるんじゃないの?
興味がないことも、どうやったら楽しくなるかな?
工夫してやってみたら、割と苦痛も楽しめると思うので。
令和5年5月22日

小林木材株式会社(長和町和田)

 

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