Interview

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平成17年
機械科卒業

Nesta:代表 待井 雅俊

現在のご職業や、お仕事の内容をおしえてください。
昨年の12月に『Nesta』という名称で事業を立ち上げました。
映像クリエイター・ビデオグラファー・映像制作という職業になります。
映像や写真の撮影と、それを編集する仕事がメインとなりますが、動画の構成・アニメーションなどもご提案させていただけます。もっと深堀すると、デジタルサイネージや企業様のVP(ヴィジュアルプレゼンテーション)、インスタグラマーやYoutuberの撮影なども行っています。

千曲高校・機械科に進学された一番の理由は何でしょうか?
機械科に入った理由はよく覚えていませんが、単純に車好きの父親の影響があったと思います。
父は昔からF1が好きで、私が大学生のころ父と二人で鈴鹿サーキットに観戦に行きました。それまで父を誘って二人で出かけることなんてなかったですよね。その時に参戦していたホンダが好きで、『ホンダで働きたい!』と思って、就職することになりました。
結果論、今の仕事にも通じているので機械科に進学したことはよかったと思います。
在学中はどんな班活に在籍されていましたか?
班活はバレー班でした。
入った当初は東信大会でも負けるぐらいで強くはなかったです。でも、日体大卒の中澤先生が顧問になってからはビシバシやるようになって、一つ上の先輩たちは長野県でベスト4、北信越大会まで行ったんですよ。
私たちの代は5人しかいなかったんです。私はリベロというポジションで、後輩を入れないと試合ができなかったんです。でも、先輩たちのおかげで他県の高校と練習試合なんかも多かったですね。基本的に土日は練習試合でした。他県の高校へ行ったり、千曲高校に来てもらったり。休みは大会後の1日ぐらいでしたね。
在学中の思い出として、忘れられないことはありますか?
やっぱり班活ですね。
今でも思い出すのは最後の大会で負けて、岩村田高校の体育館で泣いてるときの事ですね。
ベスト8で負けたんですが、最後の試合なのにボロボロだったというか、運が悪かったというか、いろいろ重なってしまったんだと思うんですけどね。それが一番の思い出かな。
千曲高校で学んだことで、今のご職業に活かされてると思うことはございますか?
やはり機械科から始まってるんですよね。
パソコンが好きになって、ガジェットが好きになって、カメラを始めたってことですし、パソコンに強いのも高校で触り始めて、大学・会社で常に使う流れができていたんだと思います。
大学進学の時に親に買ってもらったパソコンを4年間使ったんですけど、それでパソコン好きになって、音楽とか自分で作ったりしたときもあったし、プログラミングを学校で習って自宅でホームページ作ったりしましたね。
これからの社会で求められるのはどんな人材ですか?
これからもそうだし、今までもそうなんですが、「コミュニケーション能力」だと思ってますね。
技術とかより、人に好かれたりする人の方が絶対的に強いなって私は思っています。私自身、自分の仕事を誰かにまかせたいと思った時に、一般常識がある人やコミュニケーションが取れる人にお願いしたいと思います。どれだけ技術や知識があったとしても、人との対話・疎通ができなければ納得のいく仕事はできないと思っています。
ご自身が影響を受けた人・尊敬される方はおられますか?
父親だと思います。
私自身、個人事業主として踏み出せたっていうのは少なくとも周りにそういう人がいてくれたからだと思います。特に一番身近にいて、同じ個人事業主である父親の影響は大きいです。今まで自分を育ててくれたということももちろんあります。若い頃に仕事を始めて、30年以上途切れなく仕事をいただけている。私と弟を大学まで行かせてくれてますし、自宅も建ててますからね。
そう考えると、父の背中を見てきたからこそ、独立しようと思えたのかもしれません。
大切にされているポリシー・座右の銘はありますか?
常に新しいことを提案するということは心がけていますね。
私たちが携わる分野の技術で言うと、日本は海外に比べ3~5年遅れているんですよ。さらに長野県は東京に比べて3年ほど遅れていることもあるので、私はその分野に対して常にアプローチしようと思っているので、ポリシーは『新しいことに常にチャレンジする』ということです。パソコンと同じで、常にアップデートされる分野なので、それに乗り遅れるわけにはいかないと考えています。
今後達成したい目標や夢はございますか?
目標は会社を作ることですね。自由に仕事ができる会社・環境を作りたいです。
この仕事は撮影以外の編集などの仕事ならどこにいてもできます。極端なことを言えば海外でもできますし、海外でも仕事に行きたいと考えています。自分が自由に仕事をするために開業したので、枠にとらわれずに仕事がしたいです。
世界一周はしたいですね!仕事しながらでもいいですし。
今は長野県でしっかり根を張ってやるつもりですけど。
在校生にお声がけいただくとしたら、どのような言葉をかけますか?
『自分が今何をすべきか』を常に考えることが大事だと思います。
極端かもしれませんが、就職が全てではないと思うし、好きなことやっていてもそれが仕事になればいいと思います。
勉強できるようになることは良いことですが、人と同じように順番通り行く必要はないし、仮に今から高校を辞めたとしても自分が夢中になれることがあればそれが仕事になるはずです。それをマネタイズできるかを考えればいいと思います。
多分、無駄な時間はないと思うけど、跳びぬけたいのであれば常に情報を入れ続けて、どうやったら成功できるかを考えるべきです。

私自身、『お金になることを趣味にしよう』というコンセプトからいろいろなことをやってみました。中には面白くないもの、割に合わないものもありましたが、今の仕事は面白いと思えたから続けていますし、成功するために常に新しいことへ挑戦していきます。
令和4年5月12日

NESTA (上田市五加)

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