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温故創新(戦後80年)戦争と平和

坂口光治氏


8月6日、被爆から80年の原爆の日を迎え、広島市の平和記念公園で平和記念式典が開催されました。
この日にちなんで、関東同窓会理事 坂口光治氏(昭41 電気科卒)より「季節の便り」として以下の二点の投稿を頂きましたので、掲載させて頂きます。

(1)「温故創新(戦後80年)戦争と平和」
 上田千曲の発展の歴史(100年誌)にもかかわる内容で
 内田稔さんの手紙と回想記「1945.8.15その時私は
 上田飛行場にいた」を「未来への遺言」として
 「手紙・写真・資料」で綴った内容です。
 戦中・戦後の歴史が、埼玉県、東京都・西東京市・武蔵野市
 とも深く繋がっていたことがご理解いただけるのではないか
 と思います。会員の皆様にも共有して頂ければ幸いです。
 ノーモアウォー・ノーモア広島・長崎 ノーモアヒバクシャ
 にも繋がっていきます。
*詳細はこちらを参照願います。

(2)「都友温故創新2024未来への遺言」
 昨年第50回関東同窓会記念大会で、少し紹介させていただき
 ました東京都議会OB会の2024年「都友NO.112」に寄稿した
 「温故創新 未来への遺言」+「未来への希望 SDGs」です。
*詳細はこちらを参照願います。

【記事を拝読しました】
    中山茂人(昭41機械科卒)
 「温故創新 戦争と平和」の記事を、「未来への遺言」として心して拝読しました。
そのイメージもあり、8月6日の広島平和記念式典のTV中継を見ていて、それぞれの
素晴らしい挨拶に「遺言」の重なる部分もあり、強く心を打たれました。
また、先日の選挙結果を民意と捉えるなら、核武装を容認するかのような世代が
増えている日本の将来に危うさや、不安を抱かざせるを得ません。

 NHKで「映像の世紀」が毎週月曜日の夜に放映されています。
学校の授業で近代史や現代史を詳細に学んでいないことから、番組で知る内容に驚愕し、
無知の知を思い知らされます。
独裁者がカリスマ化し、民衆を扇動しながら引き起こした人を人と思わない残酷な歴史が、
今なお繰り返されている現実に驚愕します。
 為政者の蛮行、さらに、人間の愚かさを生むもののひとつに、歴史を謙虚に学ばず、
過去の真実に真摯に向き合う機会が、希少になっていることが挙げられます。

その要因の一つに、近・現代の歴史の真実を学ぶ機会から、学生たちが遠ざけられて
来たことが挙げられます。日本では、多くの学校のカリキュラムの関係もありますが、
傍流の扱いになっていると感じます。これらが「意図的でない」ことを信じたいのですが…。

 先の大戦において、日独伊三国同盟が破綻し、ヒットラー・ドイツが3月に
敗戦したにもかかわらず、沖縄地上戦から、広島、長崎の原爆投下の8月9日を
経て8月15日まで敗戦を認めなかった、軍部の在り方にも未だ疑問が残ります。

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